【小児言語発達】成功体験の作り方

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こどもの「できる」を育てる

今日は、発達を促す働きかけについてのお話です。

発達に悩みを抱えるお子さんがいると
「あれもできない」
「あとすこしなのに」
「こうしたらできたのに」
という経験の繰り返しです

そんなとき
「こうすればできたのに!」と
思わず声をかけてしまうと
子供からすると
失敗を目の当たりにすることとなり
その失敗から逃れようとする行動が
始まってしまいます

どうやったら「できる」って
声掛けにつながるのでしょうか?

キーワードは「スモールステップ」

子供になにかを経験してもらう際に
どこまでできるかがわかりませんよね?

そこでどんな小さなステップでも構いません
行動の目標を
とっっっっっても細く設定してみましょう

例えば食の細いお子さんに
キッズプレートに盛り付けたランチ

おいしそう

一見すると美味しそうで
こどもは喜びそうですが
少食のお子さんからしたら
食べきるのは至難の業

そんなときはどうしたらいいでしょうか?

わんこそば方式♪

わんこそばのイラスト

ほんのすこし
1口で食べられる量だけを盛り付けます

ちなみに我が家は
おちょこや醤油皿くらい小さいものに
きんぴら2本とかにしていました

え?そんなに少ないの?
と思うかもしれませんが
最初は大げさなくらい
目標を小さくしてみましょう

そして1口で食べきって
「食べきった」という成功体験があり
さらに「おかわりした」
なんて経験が重なるとより良いですね

こういう小さな達成感の積み重ねが
保護者や支援者との
信頼関係へと繋がります

まずは生活のなかにある
「あたりまえ」に対して
自信をもってやってもらいましょう

大人も子どもも

考えてみると
私たち大人だって
新しいことを始めるのには
ちょっと及び腰になったりしますね

運動習慣をつければいいのはわかるけど
毎日本を読めればいいけれど
毎日掃除機できればいいけれど

そんなことって多くないですか?

こういうことって「習慣」なのですが
習慣を作る方法のポイントは
じつはこの「達成感」にあるんです

バカにしたくなるくらい
簡単なスモールステップを設けると
案外毎日繰り返すことができます

そしてそれをするうちに
すこしずつステップアップして
目標が達成できるのです

実際大人も子供も同じなんですね

子供と一緒に
スモールステップでの挑戦

ぜひためしてみてくださいね

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