【研修会参加】豊関地区勉強会
今日は研修会に参加しました。
豊関地区勉強会って?
色々なご縁から、毎年、千里リハビリテーション病院顧問の熊倉勇美先生にお越しいただく貴重な研修会です。この研修会のすごいところは、「症例検討会」を1症例につき45分程度かけてじっくりと行うという点で、さらにこの症例報告のための資料は、熊倉先生とメールでマンツーマン指導をしていただきながら、作成することができるという、大変贅沢な研修なのです。
これまでほとんど参加できていない私。なぜかというと、主人が同業者でこの会の主催側であることもあり、子守りのために私は不参加という選択肢しかなかったんです。
子供達も成長し、少しお願いできる環境が整ったこともあり、私も数年前から参加するようになりました。私もやってみたいなぁという思いもあり、今回勇気を振り絞り名乗り出たところ、下関からの症例は私だけ、ということになり、かなり緊張しながらも、発表の機会をいただくことができました。
なんの発表したの?
予てから「在宅領域の発表が欲しい」と先生からお話があったということもあり、今回は私の熱い想いを表現してみました。
まぁ、あくまで症例検討なので、熱い想いとか関係ないのですが、在宅のSTが何をしていて、訪問看護ステーションでは何をしていて、独立後どんなことをしているのか、どんな可能性が在宅にはあるのか、などを混ぜ込んでお話をしました。
発表した症例は以前記事にした方→☆
このかたは現在無事に引き継ぎが進み、スタッフさんによるデイでの食事介助が行われています。定着していくといいなと思います。
病院で胃瘻を作り、そのまま自宅退院。自宅で食事が少しずつ取れるようになり、胃瘻を併用しながら生活。通所でも同じように食べられるものを少しずつ食べながら、胃瘻で栄養を保つ。
症例検討会ではあまりないかもしれませんが、「再考」というテーマで、皆さんに問題提起もしてみました。
どうして訪問看護から退職するとき、引き継ぎができなかったのか。どうして保険外でこれができたか、考察をしてみました。皆さんにお伝えできていればいいなと思います。
専門職としてのスキルアップのために
私はこれまで、なかなか学会へ行くこともできず、大きな発表とかも積極的にはできていません。「ワーママだし、しょうがないよね」みたいにちょっとごまかしていたところもあります(過去記事☆)。
なので今回ちょっと頑張って、こんな発表をできたのはとてもいい経験でしたし、今更ではありますが、自信にもなりました。1症例ずつ丁寧に見直すことは、自分のスキルアップとしてはとても大切なことだな、と改めて感じました。
育児に忙殺されていても、やはりできることはたくさんあり、自分の子どもと向き合うことで、学ぶことが多いのは事実です。実際、育児のおかげで「自分の食事と子供の離乳食」を同時に作って食べることが、いかに大変かを学びました。それって介護と同じなんですよね。
多分、どんなことも受け止め方によって学びとなるものなので、1つ1つの出来事から自分の人としての力がパワーアップできるように見る眼を養っていきたいな、と思います。
オンラインであってもマンツーマンセッションをしている以上、きちんと日々スキルアップしたものを届けたい。昨日より良いを日々繰り返していきたいですね。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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