【びぃどろ講座】お月見といえばお団子!

『たべる』について, だんらん作りの知恵袋

明日は十五夜です。十五夜といえばお月見団子ですね。意外と季節を大切にしている我が家は、こう言う季節の食事をちゃんと作っております。そんなわけで、今日はお月見団子について。

団子食べたい!

日本人って、団子とか饅頭とか餅とか、喉につまりそうなものが好きですよね(笑)今日みたいに季節行事としてお団子を食べたいなって思っても、嚥下障害があるとなかなか難しい。そんな方でも安全に美味しくお団子を食べて欲しいので、今日はレシピのご紹介。

食べやすいお団子

【材料】
上新粉 … 20g
白玉粉 … 4g
砂糖 … 4g
絹ごし豆腐 … 50g
水 … 6g
塩 … 少々

【作り方】
① 材料を全てフードプロセッサーなどでしっかりと混ぜます。(なければしっかりと手で混ぜましょう)
② ①の材料を絞り出し袋に入れ、クッキングシートの上に丸く絞りだす。(飲み込む力に合わせ
て大きさを変える)
③ ②を蒸し器で軟らかくなるまで蒸す。(約15分)

【食べ方イロイロ】
そのままですとあまり味はありませんので、せっかくだから一工夫♪

  • こしあんをお湯で溶いてコトコトと炊きましょう。とろみは自然のとろみがつきますのでそこで調整。お団子入れて、お汁粉ができます
  • しょうゆ:大さじ2、みりん:大さじ2、砂糖:大さじ4、片栗粉:大さじ2、水:150ccをしっかりと混ぜて火にかけます。お好みのとろみがつくまで煮詰めて完成
  • きな粉クリーム:きな粉と砂糖を少量の牛乳でときます。きな粉ペーストの出来上がり。ざらつきもあり、喉に貼り付きやすいので、嚥下能力に応じて様子をみてください。

このようにしたら、嚥下障害があっても、お団子を食べることができますね。

団子以外の食べ物は?

十五夜にはお月見団子、と言うイメージですがこれ以外にもイロイロあります。「芋名月」と言うくらいですから、里芋を中心として、さつまいもなど芋類を使ったお団子も、穀物の収穫を祝うこの季節にはぴったりです。

また、栗名月とも言われます。栗のペーストなどもこの時期は手に入りやすいかも?栗きんとんなど、食べやすいものを味わうのも、素敵ですね。

秋は食欲の秋ですし、実りの秋。お団子に限らず、季節を感じるもののレシピはたくさんあります。嚥下障害があっても、季節を感じた食事って意外とあるものです。

季節を感じる

私は季節を感じて過ごすことがとても好きです。24節気を意識して過ごすようにしています。今月は9月。23日は秋分。9月って、意外と行事が多いように思います。8日は白露(はくろ)と言って、24節気の15番目です。この頃から、夜間気温が低下して大気中の水蒸気が露となって、草葉につくようになるので、白露と呼ばれます。

まだ日中は暑い日も多いですが、案外朝夕は涼しくなりましたね。夕方日が落ちた頃に、満月をみながら、手作りのお月見団子を食べてみる。そんなのも季節を感じて風流かもしれません。

日々ケアや療養に追われていると、気がつけば季節は過ぎていくものです。少しでも、季節を感じ、穏やかな時間が過ごせればいいなと、思います。

ご参考にしてみてください♪

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。

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